Fat Tuesday Air Line
Omiyage Bazaar Top
●Hurricane Cocktail Mix ●
□発見場所→USA /New Orleans
□フレンチマーケットやおみやげ物屋、どこでも目にしたカクテルミックス。コレにジンを入れると、あっという間にカクテル「ハリケーン」の出来上がり。パンチやワインクーラーなみに、大量に作れるので、パーティ大好きアメリカ人 には、最高なんだろうと思います。

 「ハリケーン」というカクテルを最初に生み出したのが、ニューオリンズの老舗バー「Pat O'brien's (パット・オブライエンズ)」。
今もまだ現役で、渋く営業しています。このカクテル自体、ニューオリンズの  めぼしいところならどこででも出していて、オーダーすると紙コップにジャーッと豪快に。それを片手にバーボンストリートに繰り出すので、夜はホントに酔っ払 いばっかり。みんなご陽気(笑)。

このカクテルは、ジンベース。それにバーボンとミントのリキュールを使って、レモンジュースもたっぷり入ります。
だから、ジュースのように甘くてちょっと酸っぱくて、ふわりとミントの香りも少し。屋久島と同じくらいの場所にあるニュー
オリンズだけに、この甘さと酸味、ミントのさわやかな風味は、暑さを忘れさせてくれる最適なドリンクなんだろうと、想像。
ちゅーのも、私、マジで酒が弱いので、ちょっとなめてみただけなのだ。でも、おいしかったのは確かです。
現地で紙コップを持って歩いている陽気な人たちを見かけたら、間違いなく飲んでますよ、コレ。

レモン味をフィーチャーしたハリケーンミックスもあったので、編集者へのおみやげにしました。

ところで、私、このカクテルミックスを手に取ったのは、実は2回目。
以前、旅行ツールの制作を担当していた時に、マルディグラの話題を特集しました。そのとき、編集プロダクションのライターさんが読者プレゼントとして、このミックスとケイジャン料理のミックスを持ってきてくれたんです。

ところがある日、会社の地下室で、害虫駆除が行われ・・・。
私はその荷物をほかのプレゼントと一緒に地下室に置いていたので、
気づいたときには、たぶんもう食べられないだろう、という状態に。
慌ててそのライターさんに、現地の友達に送ってもらうよう頼んでもらいました。

「頼んでもいいですけど、彼ら、言ってすぐなんて、動いてくれませんよ!! 
どうするんですか?!もう!」と
怒られました。

あれから約10年。
このパッケージデザインとルビー色の甘い粉末。
まったく害虫駆除当時と、何一つ変わっていません。
ニューオリンズで、懐かしい古い友達に出会ったような気分になりました。
「あんた、ぜんぜん変わってないやん!」と声をかけときましたし、今度こそ大事にするからね、と誓いましたが、
よ〜く考えたら、

酒が飲めない私が買って帰っても、今度はカクテルとしてデビューすることができないまま賞味期限を終えてしまうのかもしれません!! 早く「週末はいつもパーティ!」な感じのセレブにならなければ、この古い友人が報われません!?

あ、でも、本当に甘くて、女性の口には絶対合うと思います。
酒好きの女の子へのお土産に、ぜひ。